“てらぽん”の西洋哲学と日常を重ねてみる探究日記

西洋哲学の視座から日常を眺めると何が見えてくるか?を探究した記録です。

日常の探究

日常の差別は悪意ではなく無意識が創る

ある人のSNSの投稿で感じることが起きました 昨今のヘイトスピーチなどを見ていると主張を持った人が悪意に満ちた言葉を高らかにアジる そんなイメージがありました。 しかし、そのような表立ったものはそれほどに世の中の常識として浸透はせずに、時に法律…

言葉が分断させることを意識しないといけない

言葉は便利ですよね 赤くて、ヘタがあって、中には種があって、小さい時は青くて、熟してくると赤くなり、食べると甘酸っぱさがあって、そのままでもいいし、ジュースににもなるような果物 を 林檎 とたった2、3文字で表現できて、おおむね、多くの人とイメ…

友人とはなにか? 一つの仮説

こちらの本を読み進めていますが、とても興味深い。 https://amzn.to/3wmKYcX 活きた抽象と具体の達人の 細矢さんと、凄まじい観察力と表現力で現実を切り取る佐渡島さんの知的会話のセッションが絶妙です。 色々と切り取りたいのですが、冒頭文にこのような…

権威は疑え、と思ったこと

まことしやかに、事実と違うことが事実のように喧伝されていることがあるな、と思う情報がありました 鉄鋼王 アンドリューカーネギーの墓碑に刻まれているという言葉 "おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る" 確かドラッカーが書い…

”他者”に委ねてはいけないもの

高城剛さんのメルマガ 高城未来研究所 『Future Report』を購読しているのですが、Vol.571の読者とのQ&Aを読んでいてハッとさせられました。 以下引用します。 ▽Q.6▼▽この世の多くの人は、皆、幸せを求めています。それがお金の人もいれば、仕事の人も宗教…

とりあえず、二つ折りにしてみて考える

細谷さんの本は分かりやすく、そして、深く気づかせてくれるので好んで読んでいます この本も絵などもあり、コミカルなスタンスなのに話されていることは深い この話の中に成功と失敗の話があります。 紐が一本あるとします その両端が”成功”と”失敗”だとし…

競争がなくなってはいけないメカニズム

競争は進歩のエンジン そうだったのかと、ある経済学者の対談を見ながら、今更ながら思いました。 ただ、競争というものが、様々に解釈され、競争自体が目的化され、形骸化しているのも現実としてあります。 その結果、 競争=悪 のようにもなっている風潮も…

健全な自己否定が、健全な自己肯定を創る

西洋哲学はなんの役に立つのか? それは人それぞれなのでしょうけども、その一つとして、 健全なる自己否定 をすることができることはあると思います。 そもそも、西洋哲学自体が系譜を見ても、自己否定の連続です。 過去を踏み台にしながら、未来を作る。 …

人と比較してはダメ…は駄目じゃないかも

新学年が始まって、少し落ち着いてきたのか、体育の授業は運動能力測定が合っているようです。 子どもたちから、 「身体測定、〇〇君に50m走で負けるから嫌だなぁー」 などと聞きます。 これまでは、 「人と比較してはダメだよ。過去の自分からどうなったか…

問いで構造は暴かれる

MBA(旧西洋哲学塾)の講義がありました。 オンラインプレビュー – 西洋哲学塾 ※もう受付は締め切っていますが、このLPだけでもかなり気づきや学びが多いので、ご参考まで かなり学びと痛みある機会だったのですが、その中で、メタ認知の力を高めるため、問…

あなたは誰の許可を待っているのか?

屋外ではマスクを外していいのでは? www.fnn.jp という情報が出てきだしました。良い傾向です。 このまま弱毒化したままを維持して、のらりくらりと収束をむかえてくれるといいのですが・・・ そのような情報と共に、ふと気になっていることがあります。 マ…

何が子どもたちを傷つけるのか?

「他の人と比べて、劣っているってわかったら傷つくから、集団でなくて個人がいい」 小学生の娘が言った。 中学受験の塾選びについての会話だった。 冒頭の理由により集団指導ではなくて、個別指導スタイルの塾がいい、と。 しかし、どうにもその理由が、自…

わかりやすい世界に支配させてはいけない

子どもとセグウェイ体験に行ってきました。 当初、子どもたちに 「セグウェイに乗りに行こう!」 と誘ったのですが、 「えー、外は暑いし、家でゲームしてる方がいい!」 と曰う。 そこで一喝。 「誰かの作ったわかりやすいものに乗っ取られているんじゃない…