“てらぽん”の西洋哲学と日常を重ねてみる探究日記

西洋哲学の視座から日常を眺めると何が見えてくるか?を探究した記録です。

モダンエルダーという生き方

たまたまこの本が目につき手に取りました

 

 

モダンエルダー……。

 

なんと素敵な造語だろう、という感じです。

自らのありたい姿が言葉になったように思いました。

若長老、ではなんだかなー。ここは横文字の方が多様な解釈が生まれますね。

 

様々な経験と知恵を通して、若者を支援する。

具体的には20歳以上離れた人たちの起業や事業を支援する、そんな立ち位置の役割のようです。

 

私が組織に所属しながら、西洋哲学などを学んでいることとも、合致します。

 

様々に刺さる言葉があります。

 

「もし成熟をふたたび人々の憧れにすることができたら、この世界が変わる」

その通りだと思います。

現代は世代間の断絶が起こるし、老いることがネガティブなものになりがちです。

老いるのではなく成熟する。

そこにポジティブなイメージがついていくと、より世界は楽しくなるように思います。

「変化を恐れず、飽くなき知的好奇心を持ち続け、大きなことに関心を持ち、小さなことに幸福を見出す」

成熟すると色々と理解して関心がなくなるような気がしますが、この概念は違います。成熟して、ますます進化する。

時代が変化する中で大いに重要な要素になりますよね。

年長者は若者の応援者となり、そのことで見返りを得ると言っている。「教師は弟子がその人自身を見つけることを助け、弟子は教師が彼自身を見つけることを助ける。教師は弟子の魂に火をつけ、教師とその人生は彼が燃やした炎に包まれる。弟子はその問いかけによって無意識に返答を呼び覚まし、教師はその問いがなければ生み出されなかった答えを生み出す

お互いをリスペクトし、そこから新しいものを生み出す。

そんな素敵なイメージが湧いてきました。

 

年金の支給は当然のように先送りされ、60歳を超えても企業に残り、しかし所得は減り、仕事も面白味がなくなっているのが現状です。

 

でも、モダンエルダーというマインドセットが入ってくると、よりよい方向へ、より生産的な組織に変化していくのではないでしょうか。

 

モダンエルダー協会を創りたいぐらいの意欲が高まっています。

 

まずは完読して考えようと思います。

 

子どもたちの未来のためにモダンエルダーを増えていく。

そうなったらいいな。

 

jpm935によるPixabayからの画像