“てらぽん”の西洋哲学と日常を重ねてみる探究日記

西洋哲学の視座から日常を眺めると何が見えてくるか?を探究した記録です。

言葉、この自由なもの

言葉は、自由の象徴である

 

そのようなことを、この本を読み進めていて思いました

 

amzn.to

 

言葉自体に何ら意味はない。

その記号の羅列にある意味“勝手に”人間がイメージをくっつけて理解するわけです。

言葉は自由、ただし、意味は捏造されている、ということですね。

 

その中で面白い概念がありました。

 

ダブリング、という言葉の意味を可視化する取り組みのようです。

 

www.doubring-j.com

 

二項対立するような言葉、例えば、理想と現実など、お互いの関係性がどうなっているか?を円で表して、認識の違いを明らかにする取り組みだそうです。

 

人によっては理想と現実が重なり、ある人は離れている。

 

そんなことズレを確認しあえるそうです。

 

組織の中でも使えそうな概念だと思いました。

 

たとえば、目的、目標 パーパス、ミッション、ビジョン

など、抽象的な言葉はどんな関係にあるのか、それはなぜか?

 

を考えていくのも面白いですよね。

 

最終的に、何がトップで重要視されるチームなのか、そんなことにも使えそうです。

 

サルトルは、

人間は自由の刑に処されている

と言いました。

 

言葉もまさにそうだと思います。

自由であるがゆえの苦しみ。

その苦しみが創造につながる。

その一つがダブリングでしょう。

 

私も言葉をよく観察していきたいと思います。

 

 

inspireusによるPixabayからの画像