“てらぽん”の西洋哲学と日常を重ねてみる探究日記

西洋哲学の視座から日常を眺めると何が見えてくるか?を探究した記録です。

誰かが仕掛ける二項対立に気をつけろ

二項対立はその他を排除する暴力を持っている?

 

世の中、AかBかのように二項対立を示すケースは多いですよね

 

白黒つけるなんて言葉もありますし。

 

ある記事を読んでいて、なるほどと感じたのがアメリカの共和党民主党のカラーの話です。

 

最近の大統領選では共和党はレッド、民主党がブルーというのが定番ですね。

 

似たようなところで言えば、早稲田の赤、慶応の青でしょうか。

 

赤と青、暖色と寒色の違いもあってか、認識がしやすくなるように思います。

 

その程度で考えていましたが、そこには少し怖い意味もあるように感じました。

 

アメリカの政党は共和党民主党だけでなく、もっとあります。

 

Wikiでみてみても有象無象と・・・

 

ja.wikipedia.org

 

しかし、正直、国外の我々には共和党民主党のどちらか?

しか認識できません。

 

それをさらに赤か青か、共和党民主党か、いずれかの二項対立のような情勢を演出しているのではないか?

 

そのように感じます。

 

そうするとどうなるのか?

 

その他の政党や主張があるのに、排除されてしまうわけです。

この多様性と言っている時代に、どちらかなわけがないでしょう。

でも、実際的にどちらかに収斂されていくわけです。

 

思い出すのは、郵政民営化の選挙。

反対すれば、自民党議員だろうと抵抗勢力として排除する。

 

大衆はわかりやすいものを好みます。

考えるの面倒臭いですものね。

 

でも、わかりやすさは思考停止を促す。

わかりやすい、特に二項対立的な主張が目に見えてきた時は警戒しましょう。

 

他はないのか?

その先に何が待つのか?

 

ちょっと距離を置いて、冷静に考えて・・・

 

Brigitte WernerによるPixabayからの画像