“てらぽん”の西洋哲学と日常を重ねてみる探究日記

西洋哲学の視座から日常を眺めると何が見えてくるか?を探究した記録です。

野外キャンプは自らを縛るものから脱する機会

GWということで、野外キャンプに行ってきました。

 

野外キャンプはシステム外を味わう時空間である。

改めて、そのように思いました。

 

整備されたロッジではあったものの、周囲の自然環境は人間のコントロールの外にあります。

 

気温や湿度、鳥や虫の音、風、そして調理に使う炎など、人間にはどうにもならないものと接する時間。意識して味わうことで、とても豊かな感覚を味わえます。

そして、エネルギーをいただける感じがありますね。

 

日々、人間は何らかの社会システムの中にがんじがらめにされています。

 

例えば、通勤を電車するならば、交通運行システムをはじめ、暗黙のルール、時間など。

会社につけば、また会社の文化、空気感などに支配されています。

 

その結果、大変効率的に運用されているとも言えるし、社会システムにエネルギーを搾取されている。そのようにも感じます。

 

この様々に取り囲むシステムの外に出ると、そこは無法状態、生きるのもなかなかしんどい世界です。

だから、人はシステムの中で適用しようとします。

過剰適用は自粛警察などでしょう。

 

しかし、システムの中にいれば、人は生のエネルギーをどんどん搾取されていき、枯れていきます。

社会システムにエネルギーを搾取されるとどうなるか?

自ら選択できない、判断できない、考えることができない、そのような状態になってしまうでしょう。

閑散とする屋外でマスクをしたり、何も考えずに消毒”しちゃってる”人は要注意かもしれません。

無意識がシステムに乗っ取られるているのかもしれない。疑ってかかって方が良いです。

 

そんな中、自分を縛るものが少ない、そして、より大きな自然システムの中に還ることができる野外キャンプは大事機会です。

※無論、キャンプすること自体も社会システムに絡め取られているのでありますが

 

本当は猟師のように山籠りするのが、より生の実感を伴った体験にはなるのでしょうけど、それはなかなか難しいので、まずは簡単なキャンプででも、自分を日常から縛っているシステムから解放しましょう。

 

そうすれば、より自分を縛っているシステムの存在も明確に見えてきます。

認識できれば扱える。

 

GWも終盤ですが、良い1日を!

 

<告知>

私も学ばせていただいている西洋哲学塾のオンラインガイダンスが5/13に追加されたとのこと。

より厳しさを増す世相を生き延びるための智慧を学ぶ機会として、ぜひ参考にされてください。ガイダンスだけでも、視点がガラリと変わることは保証します)

(紹介者に“てらぽん”と書いていただけるとスムーズです)

 

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